コシヒカリと新大正餅とともに、酒米の五百万石、化学肥料を減らした特別栽培米を作っている『末友営農組合』。末友地区は土壌が粘土質で水が冷たいことから、地元でも栄養豊富な米が採れる場所として知られています。もっちりとして甘味のあるお米は、冷めてもおいしいと評判です。またニンジンやキャベツは、全農やJAいなばを通して出荷、タマネギは地元の学校給食や直売所で扱われています。化学肥料を少なくしようと、10年前より鶏糞ともみ殻を合わせた堆肥も作り始めました。さらに近所のお母さんたちが協力して作る加工品も、手作りならではの素朴なおいしさが心にしみます。営農組合で作った新大正餅を使った大福や切り餅のほかに、赤かぶの酢漬けや白菜の塩漬け、２種類のキムチなどを作っています。漬物はどれも野菜のシャキシャキとした食感や旨味が際立っています。